燕雀鉄道白津機関区活動日誌

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2017年 08月 03日

関水金属 初代C50入線

日本のNゲージは1965年に始まりました。
それ以前にもソニーが挑戦しようとしたものの断念していますが。
その初代製品はC50と31系客車。
50周年記念冊子によりますと生産期間は何と僅か2年だったといいます。
それなりの数は発売されたようですが現存するものはあまり見ません。
そんな貴重な初代C50が奇跡的に燕雀鉄道へと入線することとなりました。
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入手経緯は色々と複雑……というほどでもありませんが一応伏せさせていただきます。
正当な入手手段ではありますが。
最近でもまれにオークションに出てきますが機関車単体でも15万することもありますね。
とてもじゃないけどそんなの買えない。
……と思っていましたが相当格安で(といっても三代目C50よりはしましたけど)入手することができました。

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外のプラケースはオリジナルではないと思います。
といいますか。後述しますが中身は前期商品ですし紙箱も初期のものですが透明のプラケースはオリジナルはかぶせる蓋だったようですがこれはスライド式。
数年後に採用されたスライド式のケースも持ってないのでこれがそのスライド式のものが使われているのかもわかりません。
すみません。
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さて。
ディティールについては流石に一体成型が基本です。
ところが、リベットは綺麗に表現できていますしプロポーションもかなりいいです。
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この写真ではわかりにくいですが動輪のスポークも抜けてます。
ロッドなどは何と全部金属製。後に発売されるC62などとは違います。
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モーターはテンダーに搭載され、エンジン部分で回すテンダーモーターエンジンドライブ方式です。
このチューブ部分が硬化してうまくカーブが曲がらない例が多いようですね。
写真を撮り損ねましたが自在継ぎ手パーツが金属製でした。
これは前期製品(1965年製)の特徴です。
モーターが自社製品になった後期仕様(1966年)ではプラ製になってます。
テンダーのリベットも綺麗ですね。
某社のCじゅ……大井川でも走っているある車両では省略されてたなあ、なんてことをなんとなく思い出しました。
50年前でここまで表現するのはすごいです。
またキャブも窓が開いた表現になっていたりひじ掛けがあったりする「生きた」仕様はこのころからずっと続くKATOの伝統なんだなと実感。
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非公式側
一体モールドとはいえ手際よくまとめられています。
給水ポンプはランボード上下で分割されてますが下部のものが紛失した現存品も多いらしいです。
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このダミーカプラーが折れやすいとKATOの記念誌にも書いていました。
なるほど、確かに根本も細いです。
これは気をつけないと。

フロントは本当にすっきりしてて少し寂しいですね。
つかみ棒や解放テコを取り付けたくなる見た目です。
流石にこんな貴重品にそんな加工はできませんけど。
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テンダーの3軸のみで集電を行っています。
エンジン側は駆動のみです。
動作の確認をしましたがなんと平然と走ります。
整備はほんの少し車輪を拭いたのと慣らし運転をほんの少しやっただけです。

モーターがオリジナルかどうか、壊れそうで怖くて分解してないのでわからないんですが「」
オリジナルモーターでなくても私は構いませんしね……走れば。

それにしても50年前の製品とは思えない走りっぷりです。
R280のS字もすいすい走りました。
音は流石に大きいですがTOMIXのN-600のつまみ半分程度に対しスケールスピード60キロくらい?で走ります。

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カプラーは見慣れない形。
HOのX2Fを小さくしたような見た目です。
うちに来て唯一困った(?)のはこのカプラーの車両を持っていないので何も引けないということですかね。
どうしましょうね。
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初代と3代目、50年の時を超えた出会い。
最新製品はディティールを極限まで追求したモデル。半世紀の技術の進歩はすごいですね。
それでも、たしかに初代の面影が見えるのは『KATOだから』かもしれませんね
ちなみに初代にはナンバーが存在しません。
自作手段も今みたいにパソコンがないので大変だったと思います。
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ちなみに初代製品は現行品(ほぼ1/150)よりわずかに長いです。
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が、2代目はやたらでかい(1/140)のでそれと間に挟むと相当小さくみえますね。
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C50の歴史はNゲージの技術の歴史、みたいな話は有名ですが、こうして3台ならべるとだんだん進化している様子がよく分かりますね。
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こうして3代のC50を機関区で並べられる日が来るとは(機関庫複線ですけど)
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いくら見ても見飽きません。
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初代
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2代目(あちこちいじってるジャンクですが)
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3代目。
3代目の通常品も待ち遠しいですよね。
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KATOとTOMIX、二大メーカーの日本型蒸気のそれぞれの原点。
初代C50からトミーのCタンクでも時代の違いはやっぱり大きいですかね。
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ケース。
3代目のケースは初代をモチーフにしているものです。
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その初代のケースはこんな感じ。
説明書などは入ってませんでした。まあ仕方ないです。
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日本のNゲージの母といえるC50
ぜひとも大切に動態保存していきたいです。

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by c62swallow | 2017-08-03 16:36 | 国鉄蒸気機関車 | Comments(0)


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